ミニ四駆選手権 全国大会の巻



第一回!ミニ四選手権!エンジンスタート!レディー!ゴー!
ファイターレディーの張りのある良く通る声と共に第一回ミニ四駆選手権ははじまりました。参加人数60数名西は広島東は愛知から、この日の為に仕上げられたマシンが駿風のごとく走り抜け、フェンスに当たるローラーの乾いた音が選手たちの緊張を高め、最大の難関レーンチェンジへと視線は集中する・・・・・・・・・・・・・

午前8時半頃、会場についた私がまず向かったのは選手控え室でした。
いたいた、Buzzさん、FUJITAさん、西村さん、山田さん、総統、中江さん、梶田さん、大出さん・・・って書き出したら切り無いですね(笑)だけど私の座る場所がなーい、取っといてくれよなっ(--;) 受付を済まさないとモーターが手に入りませんから次に受付へ向かいます。そこで手渡されたのは、エントリーカード・大会の注意事項・アンケート・大会のシール・名札・そしてモーターが袋詰されていました。うーん、ここまで用意したのですか・・・大変だったろうなぁ・・・・。モーターには開ける事が出来ないように封印をしてあり、更に触れないよう表面に色づけしてあり、更に番号のシールの上からセロテープをグルリと巻いて巻き終わりの部分にもマジックでチェックマークが入っていて、別の選手の物と交換できないようして在りました。モーターも選別して速い物と遅い物は除いて一定枠のモーターを配っているとか、かなり気を配っていますね。ますます大変だったろうと関心。 

さあ、ピット広げなくちゃ!一人寂しく外の人目の付かない場所にピットを広げ、さっそく試走。 軽々レーンチェンジクリア、にんまり(^^)。 さてと敵情視察と思ったらパープル丸井さん登場、丸井さんもピット場所が無いのでくののピットにご案内。やったぁー心強い人がそばにいてくれると安心です。 さてさて敵情視察の続き、まずはBuzzさんのマシンを堪能、デジカメぱち!裏を返すとFRPはネジで固定されているだけ、使いまわせるようになっているのだとか、設計に2日間、製作に8時間だそうです。うーんこの人の指先と、脳みそはどうなっているんだろうね。多分人間じゃないんでしょうね<ぉいぉい。大人の大会だから遠慮無用で思いっきりエキスパートを極めてきたマシンを作ってきたそうです。本人自らやりすぎたかな?って仰ってますね(笑)Buzzさんのマシンはご自身のHPをごらんくださいね。 さて、次にくのの注目株、西村さんのABSマシン、とある方にこのABSマシン話をしたところ「見てみてぇー!」と電話口で声を上げていらしたので、何としてもカメラに収めなくては・・・・いたいた!ご本人曰く優勝を意識してボディも新調して塗装して来たとか、って真っ黒なだけだったりして(笑) 隣のピットはDrやまださん、こちらもユニークなABSマシン、撮らせてと申し出たら、おもむろに服を脱ぎだして何が始まるのかと思ったら背景だそうな(笑) 私しゃやまださんのセミヌードでも撮らされるんかと・・・・・・・・以下自粛(笑)
さて、続々とマシンを紹介しましょうか。

ABSがフリースタイルに在るのは知っていました。んーもうかれこれ2年前ぐらいには私この目で見てます。JCJCのレーンチェンジを超えるための攻略方法の一つだったようですが、これがタミヤ仕様にって考えなかったですねー。どこからか聞いた話を元に完成させてきたのが西村氏、あっという間にミニ天で広がったとか(某中江氏談)
ABS部分でレーンチェンジ(以下L/C)を攻略できるのなら、他のローラーにスラストなんていらないのだろう、と言う事はL/C以外の部分での走りって凄いんだろうなぁと思っていたら、「やっぱりいるんです」とあっさり言われてしまいました。なーんだぁ。大会前に某中江氏のABSマシンの走りを見せていただきましたがブレーキが効き過ぎて前へつんのめって爆転しているのを見ると効果は凄い物のようです。ただあんまりカッコ良くないんだよね〜(笑)
まずは西村さんのABSマシン、このマシンで準優勝されました。
FRPは全て切り出しのようですね、リアステーがどういう風に作ってあるのか注目するのを忘れてしまいましたが、よさげです。
ABS部分はFRPを曲げる事でスラストがついています。
リアのビスが妙に長いような気がするのは、あれかな?スタビポールのネジきりかな?ちなみに背景はDrやまださんの服です(笑)

魔神西村さんのABS

NEWONのDrやまださん
なんともユニークなABSマシン、思わず肩叩き器を連想してしまいます。
もうひとつ注目は左フロントのスタビでしょうか


FUJITAさんのマシン
団子三兄弟と命名されたフロント左のスタビ。どれがスタビでどれがローラーだか(苦笑)


さて、大会の説明が始まりました。
大人大人大人おやじおやじおやじ、うーん壮観。少年レーサーも5〜6人いたでしょうか、女性は4人ぐらいだったかな?皆さん真剣に聞き入っていました。説明の内容も解りやすく細かい事まで進行に沿って説明されていました。
さあ、本番開始!予選は3回走行、まずは午前中に2回走行、終了後中間発表!その後三回目をトライという進行です。
マシンが出来た人から順に並び車検を受けて出走。
さてこの車検。ギアカバーもモーターケースも外しての車検です。モーターもチェック、電池も電圧チェック。車体幅・高さはもちろん、地上高、重量も測ってと徹底した物でした。

さて私なんですが、一回目二回目ともコースアウトしてしまいました(苦笑)
同じくパープル丸井さんも、FUJITAさんも・・・・Buzzさんはいきなり21.79!二回目は記録更新21.44!まったくこの人はもう・・・・とかいいつつ、ちゃっかりもののくのは三回目に向けてBuzzさんからアドバイス。ありがとう。お陰様で三回目はバッチリコースインしました(^^)。でも弱気に追い充電なしだった物だから決勝には一歩及ばず22位予選落ちでした。ちゃんと追い充電してたらどうなってたのかなぁ・・・・
丸井さんは一回目のコースアウトのダメージが大きく修復が大変、二回目も同じところでコースアウトしてしまい今までのマシンを諦めて予備に持ってきたマシンに変更しましたがおよばず。お仕事で長いブランクの後いきなりの大会だったそうです。残念だったね。FUJITAさんは三回目にタイムを出して決勝進出、最終的に10位と好成績でした。
パープル丸井さんの伝説のマシン
・・・・・・・・・・・・何が伝説かって?私の口からはいえましぇん(^^;)
某北の博士が喜びそうなローラーでしょ?いつも凝っているのがタイヤ、リフトが掛かるとタイヤの接地面が減ってホイールで走るそうな?
ユニークなマシンでその上速いので、ぜひ決勝に残っていただきたい一品だったです。うさはくのオフで晴らしましょう(^^)/


そうそう、辰巳君のマシンも紹介しましょう。
この素朴系マシンで大人達を蹴散らすそうです、ついたあだ名が謎の高校生!しゃべると面白いし濃い〜。


試走と予選と時間がたっぷりあるので結構ひまぁ〜〜
ぼーっとピットに居てると、色々な方が訪ねてきてくれました。
村松旦那さん、しゅらさん、マックスタイガーさん等、皆さんありがとう\(^o^)/
その中お久しぶりなのはみいくんです、去年のオータム以来ですから一年ぶりですね。マシンは初めて拝見しましたがBuzzさんも絶賛です。
電池落としVer.5と4だったかな?タミヤ製FRPを駆使してあります



予選予選三回目には一回目二回目コースアウトした人たちも続々とタイムを出してきて、トップタイムもどんでん返し、愛知からお越しの小椋さんが21.17とトップタイムをだし一位予選通過、波多野さん小椋さんを始め村松さん宇津木さんと愛知勢が上位を占めるなか、関西勢では梶田さん西村さんが頑張っています。特に梶田さんはチャレンジ仕様とのこと、このまま決勝戦も頑張って欲しいです。
決勝戦はリバーモールのコースを三周(予選は一周)、最後にL/Cですからかなり厳しかったようです。Buzzさんは一回目コースアウトして後がありません。ちょっと勇気付けてなくちゃと側に行くと思いっきり緊張しているのが伝わります。女神様のお祈りは?と言われましたが、予選落ちの女神様のお祈りなんて効力ありませんってば(笑)思いっきり背中でもぶっ叩いて気合入れてあげようかと思ったけど、頭のバンダナをツンツンと引っ張ってこっそりおまじない(知らんかったやろー)。

この時点で一位は西村さんの66.21、果たして記録は抜けるのか?。Buzzさんスタート!、電池を少し落としたにもかかわらず速い!一周、二周、そしてファイナルラップ!会場は静まりファイターレディーの声だけが響きます。思わず唾を飲み込む音が聞こえそうな緊張感、L/Cコースイン!、タイムは64.41!トップタイム!どー!っと会場から喚声が沸き起こる。
最終ランナーは予選トップの小椋さん現在4位!さあスタート!速いが先ほどのBuzzさんの走りより落ちるが見事完走、タイムは66.87 、一回目の66.75 を更新する事が出来ず、そのまま4位。

コースアウト続出で二回とも完走できた人はたったの7人、タイムが残せなかった方が5人もいました。そんな中、子供レーサー梶田陽樹君は堂々5位、柳元信一君6位、すごいぞ\(^o^)/大出勇君も応援していたのですが二回ともコースアウト、うみゅー残念。
西村さんのトロフィー授与シーン。
悔しかったのか、それとも緊張していたのか?

Buzzさんのトロフィー授与シーン。嬉しそう

私はこの大会を存分に楽しませていただきました。
やはり、レースって楽しいですね。ミニ四駆の醍醐味ってやっぱり競うってことですよ。そんな中で会話あり出会あり、すばらしい一日を提供いただきました主催のみなさまありがとうございました。スタッフの皆様、ボランティアとは思えない立派な運営でした、さぞかし大変だったでしょう。大会の成功おめでとうございます。今回は大人向けなので、肩身の狭い思なしだから気兼ねなくマシンを詰めていけるところが良かったです。結果は残念でしたが、悔いの無いすばらしい一日でした。ありがとうございました。

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